上族後 -(写真をマウスで左クリックすることで、拡大写真が見れます)

2009年06月05日
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上族後、蚕は糞をし、尿をしてその後に糸を吐きはじめます。それまでは、繭を作りません。


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2009年06月06日
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きれいに繭を作りました。繭の中で、蚕からさなぎになるまで待ちます。


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繭をつくらない蚕を取り除く作業をしています。


2009年06月07日
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まぶしにきれいに作りました。


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50年前の改良ワラまぶし。


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2009年06月11日
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汚れた繭や、薄い皮の繭を取り除きながら、回転まぶしをはずして積み上げてゆきます。


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2009年06月13日
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自動収繭毛羽取機に回転まぶしを1枚ずつ入れてゆきます。機械によって、自動的に繭と分離させます。


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2009年06月14日
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繭の毛羽をとった状態です。


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真っ白な繭です。黄みなどは一切かかっていません。


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機械から、出てきた段階で汚れた繭や、薄い皮の繭が無いかチェックをしています。


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きれいな上繭として出荷を待ちです。


2009年06月15日
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いよいよ繭の出荷です。繭を選繭台に上げて、選繭しながら袋に入れ、はかりで重さを確認します。


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春蚕の収繭量は750kgでした。1箱10g(約30,000頭)の卵から、50kgの繭になりました。また、500gに含まれている繭は256個でした。逆算すると1箱10g(約30,000頭)から、約26,000個の繭が出荷できた計算となります。


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選繭し袋に入れられた繭は、高橋さんに委託し碓氷製糸へ運搬していただきます。


今回の春蚕の繭品質評価は
 生糸量歩合:18.06
 解除率:83%
 4A格
の評価でした。


以上が、我が家の養蚕記録です。養蚕業を営むにあたり、農協の鈴木さんをはじめ、上族時にお手伝いに来てくれるみなさん、繭の出荷を委託する高橋さん、そして家族達の協力を得ながら頑張っています。この養蚕記録が何らかの参考に少しでもなれることがあれば、幸いです。
    敬白